空き家と中古住宅の新しい住まい方 住宅相談室の設置
2017年12月10日
現在日本にある空き家等を含む中古住宅は、1950年に制定された旧耐震基準の建物、1981年に厳しく改正された新耐震基準に適合した建物、そして2000年に更に厳しく改正された建物の3つに分類されます
弊社山村木材では、一見耐震性が担保されているはずの1981年以降から2000年までの昭和後期から平成前期に位置する建物の耐震診断を行います
この間の建物には1981年以前の建物に対するような手厚い補助金等はありませんが、経験上その時期の建物の耐震性に問題がないかと言えば実はそうでもありません(もちろん1981年以前よりもはるかにしっかりしている)
そこで、その1981年から2000年までの建物にもあえて耐震診断することで、問題点を補完し、そうすることでお客様に対してさらなる安心をもってもらうことが出来ます
良いものを更に良くするわけです
また現在2020年の省エネルギー基準にあった建物へ少しでも近づけた建物にすること、そして私たちの今のライフスタイルに合った快適空間リノベーションすることが、空き家を含めた中古住宅が今の新築同様の建物に近づく瞬間でもあります
古きを捨てて新しくする考え方(新築)も、もちろん大事です
しかし、古いものを手を入れることで良いものに変え、今まで通りに地域で循環して住める生活を守ることは、これからの少子化高齢化社会において一番大事な住まい方だと思います
どんな街も、そこに街が出来てきた経緯を見れば、必要だったから出来た訳で、交通網がマイカー以外に整っていない地域で新築を立てるよりも合理的だともいえます
昭和のどことなく安心感のある外観・内観建物に今の住まい方を実現したい、それが今の建築方法で可能になったことを踏まえて、空き家を含む中古住宅を、もっともっと活かして豊かに住み続けて行こうではありませんか
これが山村木材の「昭和平成レトロに住まおう」という考え方です
新しくなった住宅相談室で是非気楽にご相談下さい
見た目はまだまだ改装中。年内には完成。